さてさて、そこまでして見たかったあるモノとは?
この少し前のこと、うちにたまに現れる料理がうまい妖怪 兼 夫が、青森ですごいものを見た!と興奮気味に言いながらある日我が家に現れました。
なんでも、「あれがあそこにあったとは!」とか「すごい!」とか「今度一緒に見に行こう!」などと目を輝かせながらほざいていました。
私は全く興味ないんですが、実は夫のほうは、日本の城や刀などに大変興味があるのです。古い事に詳しいとはやっぱり貴様妖怪だなと妙に納得しながら聞いてあげました。
それから1か月ぐらい経った頃の昨日、せっかくの三連休なんだから、一日ぐらいどこかへ行きたいと私が言い出し、当初はまだ行ったことがない新潟の植物園なんかどうですか?と話してそちらへ行く予定でした。
しかし、そういえば先日、アレを一緒に見に行こうと言っていたことをふと思い出し、ちょっと冗談でその事を言ってみたところ、即行で青森行きになってしまいました
(´・ω・`)
貴様は最近見たばかりなのに、そんなにまた見たいのか(´・ω・`)
でもすごく嬉しそうだったので仕方なく行くことにしました。
その場所とは・・・
櫛引八幡宮です!
そこには何があるのか!?
そう、そこの国宝館には、歴史の教科書にも載るほど有名な
国宝
赤糸威鎧
(あかいとおどしよろい)
赤糸威鎧
(あかいとおどしよろい)
と
国宝
白糸威褄取鎧
(しろいとおどしつまとりよろい)
白糸威褄取鎧
(しろいとおどしつまとりよろい)
があるのです!
私は子供のころ、美術は大好きでしたが、歴史の先生が嫌いだったせいもあり歴史にはうとく、歴史関連には全く興味が無ありませんでした。
しかし!百聞は一見にしかず!!
写真より肉眼です!!!
写真より肉眼です!!!
すごい!!なんて緻密で、なんて綺麗なんだ!!!!
(;゚Д゚)ノ
(;゚Д゚)ノ
この他にも展示物はありますが、くるっと見まわして数えられるほどの展示物数で拝観料は400円。それは高いと思われる方も多いかと思います。実際、私たちが見学している間に、何組か無料スペースだけ見て帰る方々がいらしゃいました。
しかし、国宝を見た後の私は、あああああああああ!!!!ここまで来てなんて勿体無い!!入って近くで見る価値は絶対にあると私は思いました(`・ω・´)シャキーン
本鎧たちは現在撮影禁止なため、インターネットでも詳細な実物写真は無く、またこの素晴らしさは写真では分からないと思いました。これは実際に行って実物を是非見て欲しいです!
特に赤糸威鎧にほどこされた飾りは素晴らしく「日本一豪華な鎧」と言われているそうです。しかし、残念なことに、その美しい飾りは一部変色してしまっています。その理由には、実はとんでもない国宝の盗難事件という大事件が関わっていました。
調べてみたところ、昭和15年の事、もともと窃盗犯だった犯人が出所後、入念な下調べの後に櫛引神社の宝物庫から赤糸威鎧の他、何点かの宝物を盗み、知り合いの古物商に換金を依頼。
しかし、あまりに立派だったこの赤糸の鎧だけは引き取ってもらえず。
そうこうしているうちに、他の宝物が売却された際、白糸威褄取鎧を見た人物が、これは櫛引八幡宮の甲冑ではないかと気付き事件が発覚。犯人は御用となりました。
しかし!捕まるまでの間に、赤糸威鎧の金の部分を取ろうとした犯人が硫酸を掛けてしまい、その一部が黒く変色してしまったそうなんです(;゚Д゚)なんて愚かな事を!
さらに、ナント!?買い手が付かず、怖くなった犯人はこの赤糸の鎧を荒川放水路に投棄してしまったそうなんです(;>Д<)バカヤロウ!
この犯人の供述により、なんとか川底から鎧を発見することができたそうです。見つかって良かったね( ノД`)奇跡だ・・・ということは、これ以前はもっともっと凄かったんだ(;゚Д゚)凄い凄すぎる!!
プロの窃盗犯をも怖気づかせる魅惑の国宝、赤の大鎧ともう一つ白の大鎧を是非々々生でご鑑賞下さい。数は少ないですが他展示物もとても見応えがありますよ!
南部一之宮 櫛引八幡宮HP
途中、あまちゃんの舞台になった岩手県の久慈にも立ち寄って、ご当地のラーメンやホヤめし、お菓子も堪能して、遠かったけどいい思い出になりました(*´ω`)
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