2016年4月17日日曜日

東日本大震災の経験から

この度の熊本・大分大地震でお亡くなりになられた方々に心より哀悼の意を申し上げます。
また被災された方々、そのご関係者の方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

東日本大震災を宮城県東沿岸部周辺で経験したりすうさぎです。

この時も2日前にM7.3(震度5弱)の前震があり、その時は、

「大きな地震だったね、ついに三陸沖大地震が来たのかな?」

なんて話していると、上司が

「昔の大地震の時には数日前に大きな地震があってから本震が来たんだよ。」

と話してくれたんです。
そしてこの後本震があり、その時もっとこの話を信じていれば良かったと思いました。

だから、熊本県での大きな地震の後も心配していました。

そして熊本地方で起こった2016年4月14日 21時26分ごろ(6.5M/震度7)の後、心配していたもっと大きな地震、2016年4月16日 1時25分ごろ(7.3M/震度6強)の本震が発生してしまいました。

日本は地震が多い国です。いままで大きな地震がなかった場所でもいつ起こるかは分かりません。それでも被害が最小限に抑えられるよう、東日本大震災などの教訓を少しでも生かして欲しいと思いました。

まず焦らないように伝えたいことは、助けは数日のうちに必ず差し伸べられます。大丈夫です。一時的に失う物が多々あるかもしれませんが、それでも東日本大震災の被災者の多くの人は普通の生活を取り戻してきています。災害時には避難することをまず考えて下さい。

貴重品としてできたら持ったていたほうがいいものは飲み物と現金と身分証ぐらいでしょう。しかしそれすら無くても生きて行けます。多くのものが後で復旧できます。大丈夫です。

火事場泥棒が出るかもしれませんが、まずは身の確保です。命あってです。その後、通帳などが心配であれば、探しに危険な場所へ行くよりも、連絡の付く安全のところまで出て電話でも支店でも警察でも紛失届や利用の一時停止を依頼するほうがお勧めです。

先が見えない不安から、疑心暗鬼になりがちで一時的に治安が悪くなる可能性があります。夜間は外出を控えましょう。
カリカリしている人も出てくるでしょう。みんな不安なんです。しかし、3日間ぐらい乗り切れれば多くは何とかなります。連絡も付くようになります。大丈夫です。こんな時だからこそ周りの人と協力や励まし合いをしましょう。何かしているほうが不安が薄らぎます。無理をせずに簡単な事から自分ができそうな事をやるのがお勧めです。

震災の後、これから気を付けて欲しい事!
悪徳業者がやってくる事が心配です。
東日本大震災では震災ゴミや家屋などの処分で後から法外な料金を請求されるなどの被害がありました。震災後しばらくしてから行った病院で、あるおばあちゃんが崩れた壁や岩を撤去してもらうのに20万も請求されてしまったと、話し合いで十数万に負けてもらったが、後になって他に聞いたらそれでも高い、騙されたと嘆いていらっしゃいました。可哀想でした。

気を付けて下さい。震災ゴミの撤去は国や県や市などで補助、またボランティアさんの協力で、多くはお金が掛らずに処分できる可能性が十分にあります。早く何とかしたいかもしれませんが、安易に他人に処分を依頼せずに、まずは処分方法の情報を手に入れてから処分しましょう。もしお金が掛るならいくら掛るか必ず複数個所で見積もりを取りましょう。

これからの地震対策として
■焦って大量に買い溜めする必要はありません。焦って無駄遣いしなように現金は大切にとって置きましょう。大量に長期保存するのも大変ですよ。
水と飴や缶詰などが二日分ぐらいあれば、それを細々食べれば数日間十分大丈夫だと思います。
その間に何らかの救援が必ずあります。私は震災直後、甘い缶コーヒー(190ml)数本と水少々、ほんの少しの食べ物で3日間やり過ごしました。

■有事に情報や協力が得られるように、近くの公民館や学校・役所関連施設など避難場所等を複数個所確認をしておくこと。今回のように避難場所がいっぱいになってしまう場合や、より高い所などより安全な場所への移動もありうるので。

■そして近隣の人達と仲良く生活しましょう。少なくとも挨拶ぐらいはきちんとね(^^)ノ 震災の時、屋根の一時補修するために近所の人にハシゴを借りたり、手伝ってもらって本当に助かりました。

■背の高い家具は極力控えて倒れてくる危険性を低くしつつも家屋の倒壊にも備えて完全に押しつぶされないように、腰の高さぐらいまでの家具にするのがお勧めです。
またやはり食器棚などの扉には開かないようにロックを付ける、窓ガラスには飛散防止シートなどを貼る、夜カーテンなどは必ず閉めて休むのが良いと思います。

■ストーブは倒れてくるものがない所に置く。

■そして懐中電灯はやっぱり必要でした。ずっと暗闇だと目が慣れるとはいえ、やはり暗いのは非常に危険で不安。すぐ手に取れる位置、定位置を決めて懐中電灯などは置いておくべきです。またランプ型のような置けるタイプの照明があると置いて作業できるのでより便利ですよ。

本震が数日後に来た事は思ったときにすぐに書けば良かったと後悔したので、取り敢えず今思い出したことを書き連ねてみました。


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